
朝時間と、仕事から帰って夕飯までの時間にどっぷりと本に浸かっていました。
本好き!と言っておきながら、長くて難しい本が苦手なわたしが、
11月に読んだ中からおすすめの5冊を紹介します。
【こんな方におすすめ】
・サクッと読みやすい本を探している人
・新しい価値観に触れたい人
・読書が好きな人
【読みやすい】おすすめ本 5選
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に会いそうな本をすすめまくった1年間のこと / 花田菜々子
著者の花田さんの実体験をもとに書かれた小説。
ヴィレッジヴァンガードの店長として働く、本好きの菜々子。
結婚生活がダメになって、そんな時に一緒にいてくれる友人もいない。
なんて狭い世界で生きていたんだろう。もっと知らない世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい。
そんな思いを持ちながら出会い系サイトに登録。
体目的な人、優しい人、個性が強すぎる人…。
そこで出会う様々な人達に本を紹介していくうちに少しずつ自分自身に変化が起こっていくー。
登場する本は、すべて実際に存在するもの。
読み進めていくと、「あ、わたしも読んでみたいかも。」という本が見つかります。
次は何の本読もうかなぁ、良い本ないかなぁ…。と、
読みたい本を探している方におすすめしたい一冊。
頭のうちどころが悪かった熊の話 / 安東みきえ
シュールで痛快、スパイシーな寓話集。
可愛い生き物たちがたくさん登場します。
頭のうちどころが悪かった熊、ないものねだりのカラス…。あなたのお気に入りの動物がきっとできるはずです。
主人公は動物たちですが、人間の私たちにとって耳が痛い物語ばかりで学ぶことが多い本。
年を取るにつれて、大切なものを忘れているような…。そんな方はぜひ読んでみてください。
ここまでに落としてしまったものを、1つ1つ拾ってこれるはずです。
「過去のぼくも未来のぼくも本当のぼくじゃない。今のぼくだけが本当のぼくっていえるのさ。
【ヘビの恩返し』より
今のぼくをきちんと見ろよ。親だったら正面きって向き合えよ」
暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。 / 松浦弥太郎
『暮らしの手帖』の前編集長・松浦弥太郎さんが、暮らしを豊かにするための考え方や方法を書いた実用書です。
毎日をなんとなく過ごしていると、知らずの内に大切なものを手からぽろぽろ取りこぼしているような感覚があります。
暮らしの中のひとつひとつの出来事にじっくりと向き合うことで、忙しい世の中や人間関係でブレてしまった心をそっと整理してみてはどうですか?
生活や暮らしを大切にしている方、忙しくて自分の心と向き合う時間がない方におすすめです。
詳しい読書記録はこちらの記事から↓

ファンが増える!文章術 / 山口拓郎
好きなインスタグラマーさんが紹介していたこの本。
気になって私も購入してしまいました。
とことん『じぶんらしさ』について考えさせられて、見つけて、私にもできるかな?と思わせてくれます。
ブログもSNSもそうですが、「フォロワーを増やす攻略法!」なんてもののせいで、テンプレの文章ばかりが世の中には散らばっています。
それってなんか少し寂しいような気持ちもある。
誰かの気持ちを動かすのは、「らしさ」なのではないでしょうか。
「わたしが誰かに伝えられることは?」
そんな疑問にとことん寄り添って、一緒に答えを探し出してくれる本です。
見えない誰かと / 瀬尾まいこ
瀬尾まいこさんと言えば実写映画化された『そして、バトンは渡された』や、『幸福な食卓』、『君が夏を走らせる』など有名小説を数多く世に出されている小説家さんです。
この本は、そんな人気小説家・瀬尾まいこさんの初エッセイとなっています、
もともとは京都で中学国語教師をされていた瀬尾さん。
その時の出会ってきた人やモノと繋がって得た喜びをひたすらに綴っています。
世の中には嫌な人、自分に興味がない人がたくさんいます。
それでも、そんな世の中でも、好きだなぁと思える人は必ずいる。
昨日よりも少しだけ、誰かに優しい自分でいられる本です。
はじまりやきっかけはめちゃくちゃであっても、いくつかの時間を一緒に過ごすと、何らかの気持ちが芽生えるんだなぁって思う。
毎日文句を言っているうちに、一緒に登校しているうちに、気持ちが形を変えていったんだって思う。いつもいい方向に動くとは限らないけど、接した分、やっぱり何かは変わっていく。
11月も素敵な本をたくさん読みましたが、その中で5つを厳選させてもらいました。
本棚にはわたしの知らない価値観や世界がたくさんあって、
知っていたけどいつの間にか見えなくなっていた忘れ物なんかもたくさんあって、
楽しい気持ちにさせてくれるものばかりではないけれど、やっぱり好きです。
12月もたくさんの出会いがありますように。
また、紹介させてもらいます。
コメント