自分という道具の使い方
「したいこと」と「本当にできて、役に立つこと」は違います。
「あれがしたい」と憧れていても、実は好きではないことはたくさんあります。
「これがしたい」と思ったことでも、向いていないこともあります。
自分が何をしたいのか、何の役に立てるのかが分からなくなった時、まずはこの「やりたいこと」「できること」は必ずしも一緒に成り立たないことを知ることが必要なのかもしれません。
まずはもし自分が意思を持たない道具だったら?と、考える。
そうやって自分自身を静かに見据えてみると、案外求めていた答えが見つかるかもしれません。
道具となった自分が、「これならお役に立てますよ」というものを見つける。
これが本当の意味での自己主張だと僕は考えているのです。
ここで紹介した松浦さんの「ていねい」は、この本のほんの一部。
正直なところ、紹介しきれません。
本を読むときには手帳にメモをするのですが、なんと12ページにも渡ってしまいました。
暮らしを大切にしたい方は、ぜひ読んでみてください。
今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)
とびきりおいしいお茶を淹れること。 苦手な人に、自分から歩み寄ってみること。 新しいものをひとつ手に入れたら、ひとつ手放すこと。 ちょっとした工夫で、毎日が特別なものに変わっていきます。 本書では、「暮しの手帖」編集長、書店経営、文筆業と、八面六臂の活躍を続ける著者・松浦弥太郎が、自身の経験から見つけた、日々を大切に生...
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